Fabric LakehouseからHTMLをPDFに変換するときの実務的な進め方
NotebookでHTMLをPDFに落とそうとすると、思ったより形が保てない。CSS が途切れたり、レイアウトが崩れたり、毎回同じ結果にならない。触っていると、Notebook が扱える範囲に限りがあることが分かってくる。
Notebook はデータ処理には強いが、HTML のレイアウトを扱う前提ではない。フォントや複雑な CSS を支える仕組みがなく、細かい描画情報を保持する余裕がない。HTMLを読み込んだ時点で構造が固まりやすく、その後の変換は単純な流れに寄っていく。PDFに落とした時に本来のレイアウトが残らないのは、このあたりの性質が影響しているように見えた。
Fabric LakehouseとNotebookにはHTML→PDFの機能がないため、内部で完結させるのは難しい。HTMLをLakehouse から取り出し、別の環境で PDF に変換するほうが扱いやすい。具体的には普通のブラウザで「印刷 → PDF 保存」を使うか、外部の変換サービスを使う形でもいい。LakehouseからHTMLを読み出し、Azure FunctionsでPlaywright+Chromiumを使って PDF を作り、OneLake に戻す流れも安定していた。複雑なCSSを含んでいても、ブラウザ相当の環境なら形が保たれやすい。
まとめるとNotebook はレイアウト処理を前提としていないため、HTML→PDF を内部で成立させるのは難しい。描画が必要な処理は外側に任せる構成に切り替えることで、再現性が確保できる。

